リコーインダストリアルソリューションズ(株)では、センシング(エッジデバイス)、エッジコンピューティング、プロジェクションの3つの技術の強みを生かしながら事業を展開しています。
オートモーティブ事業では、リコーが培った光学技術と画像処理技術を融合し、クルマの安心、安全な高度運転支援・自動運転を支える車載用ステレオカメラを商品化しています。ステレオカメラでは、3次元画像処理技術にリコー独自のデンスステレオマッチング(高密度視差演算)技術を搭載しており、歩行者や車両、ガードレールなどの障害物の検出に加え、路面の細かい凹凸までを高速データ処理するリアルタイム認識を実現しています。これにより車両が走行可能なフリースペースの路面検出が可能となり、ハンドル制御による障害物回避等の高度運転支援に貢献しています。
プロジェクション事業では、高解像度対応の投射レンズに加え、産業組込み用途の需要拡大に応えるべく小型の短焦点・超短焦点プロジェクターモジュールの提供を拡大しています。
産業スマートシステム事業では、センシングとコンピューティング技術の融合によりIoT時代に適した新たな価値提供を行います。例えば、独自開発のセンサーとデータ解析技術を組み合わせることで稼動設備/機械の振動を見える化し、故障未然防止やダウンタイムを短縮するセンシングシステムを開発しました。今後、稼動機器ユーザーの皆様にとって、使いやすく最適なソリューションのご提供を目指してまいります。