ユーザビリティを考え、お客様の目線で設計する

製品企画から量産まで自社で行っていることが魅力

就職活動で大学の研究室の先輩のところにOB訪問をしました。話をしていくうちに抱いていた不安も消え、職場環境やアットホームな雰囲気に魅力を感じました。
また、RINSは製品企画から量産まで、ものづくりの全工程を自社で行っている点も魅力でした。量産工場を持っていることで、設計部門と工場との間に壁のない関係が構築されていて、お客様の要望に対してもスピーディーかつ臨機応変な対応ができます。
私は入社以来、産業機器向けの組み込みマザーボードのデジタル回路設計を担当しています。工場の製造ラインを動かす機器やゲーム機器、パソコンなどさまざまな用途に使用されるマザーボードは、電子装置を構成する基盤であり電子機器の心臓部ですので、とてもやりがいを感じています。

「次工程はお客様」という意識で取り組む

お客様が要望する仕様に合わせて設計・製造する専用マザーボードのほかに、お客様に広く使用される汎用マザーボードがあり、現在、新しいインターフェイスに対応できるよう、改良のための設計も進めています。
製品には保証期間があるので、お客様へ納品後に何か不具合や問題が生じた場合は、お客様のところへ足を運び原因を解析していきます。
私は、量産時の工程設計の社内対応や、お客様の対応も行っています。
どのようにすれば量産工程で作りやすくなるか、お客様の使い勝手が良くなるかを考えることを大切にしています。
「次工程はお客様」という意識を持って取り組んでおり、この意識がお客様からの信頼を獲得することに繋がっていくと考えています。
担当したお客様から「良かったよ、ありがとう」といった言葉をかけられると嬉しいですし、自分が関わった製品がどう使われているかを、自分の目で見ることができることに、ものづくりの醍醐味を感じます。

総合的な設計ができるように視野を広げだい

入社当時は、英語の規格書を理解したり、基板から出ている信号線を一つひとつ確認したり、初めてのことに苦労しましたが、経験を積むことでデジタル回路設計の知識も深まりましたし、自信もついてきました。
マザーボードには、電源などのアナログ回路やソフトウエアも組み込まれていますので、電気・電子以外の知識も身に付けて視野を広げることで、設計を総合的に考えられるテーマリーダーやマネージャーになりたいと考えています。
また、後輩の育成にも力を入れていきたいと思っています。今年入社した新入社員をマンツーマンでフォローする「ペアリーダー」を務めることになりましたので、技術的なことはもちろん、仕事での悩みの相談にも乗っていきたいと思います。
RINSは本当に風通しが良く、仕事を進めやすい雰囲気で、分からないことがあれば気軽に相談できます。そうした環境の中で、私も更に上を目指して日々成長していきたいと思っています。